イカの体の特徴について簡単に見てみましょう。 イカの体
イカの体の中は、上の図のようになっています。
それぞれの器官はいったいどのような働きをしているのでしょうか。

イカの眼は、せきつい動物(背骨のある動物)以外ではもっとも発達しているといわれています。

ひれ

スルメイカのひれはよく「耳」と呼ばれますが、もちろん耳の役割をしているわけではありません。実際には、ひれは泳ぐときに体のバランスを保つために使われています。

よく「からすとんび」と呼ばれるのはこのイカの口の一部です。このかたい「からすとんび」で魚の肉をかみ切り、口の中の歯舌(しぜつ)と呼ばれるかたい歯ブラシ状の舌ですりつぶして、どろどろにして胃に送ります。イカの胃はひれ近くの胴体の中にあります。

肝臓

「ゴロ」と呼ばれているのは肝臓です。胃で消化されて吸収された栄養成分は血管を通して肝臓に運ばれ、蓄えられます。

外套 (がいとう:胴体)

刺身などにして食べられます。この外套は筋肉が発達しており、生まれて死ぬまで、膨らんだり、縮んだりを繰り返して、海水を胴体内に吸い込んで漏斗から吐き出します。これは胴体内のエラでの呼吸に新鮮な海水をつねに流していることになります。

漏斗 (ろうと)

イカの頭についている管は漏斗と呼ばれるもので、墨や排泄物などはここから出されます。また、漏斗は水をここから噴出させてその反動で進むという、飛行機のジェットのような役割もしています。

足 (腕)

普通、イカの足は10本といわれますが、8本+2本と考えた方が良いと思います。なぜかというと、図を見ればわかるように、10本のうちの2本は他の8本とは形が違うからです。この2本は「触腕」(しょくわん)と呼ばれるもので、えさを捕まえるときに使われる腕です。タコにはこの触腕がないため足が8本なのです。

体の色

生きているイカは、一瞬で黒くなったり透明になったりと体の色を変化させます。これは、体の表面の膜(まく)の中の色素胞(しきそほう)を瞬間的に広げたり、しぼんだりしているからです。
これは和紙に墨を一滴たらしたとき、墨は和紙の上でにじんで広がるようすに似ています。
これをビデオ撮影して、早送りと巻き戻しを繰り返すと、和紙は白くなったり、黒くにじんだりしますが、イカの体色変化は、これとよく似ています。

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